奨学金制度

群馬大学大学院医学系研究科 卒前・卒後一貫MD-PhDコース奨学金

卒前・卒後一貫MD-PhDコースでは,コースの学生に経済的な支援を行います。

資格
奨学金を貸与できる者は,次の要件を満たす者とします。
① 本コースを履修する者
② 基礎医学の教育・研究に強い意欲を持ち,学業成績・人物ともに優秀である者
③ 医学部卒業後,にシームレスに大学院医学系研究科に入学し,基礎系の分野または協力講座において
   生体調節研究所の研究指導を受け,同時に初期臨床研修を行っている者
貸与額
貸与額は,月額42,000円
貸与人数
貸与人数は,1学年2人程度
貸与期間
貸与期間は,初期臨床研修中の2年間を上限とします。
申請および選考
本奨学金の貸与を希望する者は,医学系研究科長に申請書を提出してください。
申請を受け,卒前・卒後一貫MD-PhDコース運営小委員会で選考します。
返還免除
奨学金貸与終了後に、貸与期間と同等の機関、医学研究者としての職務に就いた場合は
奨学金の金額が免除されます。
その他
本奨学金は,「卒前・卒後一貫MD-PhDコース奨学金取扱要項」に基づき運用しています。

卒前・卒後一貫MD-PhDコース在籍者からのメッセージ

一貫MD-PhDコース正規履修者/病理診断学分野
片山 彩香さん

 群馬大学医学部2014年卒業、同年より群馬大学附属病院で2年間の初期臨床研修を行うとともに、病理診断学教室で大学院生として研究を始めました。初期研修終了後は、病理診断学教室の大学院生として、病理診断と研究に励んでいます。

卒前・卒後一貫MD-PhDコースについて:
医学部の学生時代から研究室に所属し、研究を行うことができます。さらに、選抜試験を受けて合格し、初期臨床研修と同時に大学院に入学することで、初期研修期間中に奨学金を受けられたり、大学院修了後のキャリアパスがあったりと、将来の進路も広がります。

片山彩香さん

コースに入ったきっかけ:
 私のきっかけは授業でした。2年生の医学論文作成チュートリアルでは、2~3人のグループごとに各教室に割り振られます。それが、病理診断学教室でした。授業内容は、チューターの指導のもとに論文を作成するというもので、テーマは乳癌の分子標的薬ハーセプチンについてでした。このとき、方法としての免疫染色と診断としてのHER2 スコアというものに初めて出会いました。免疫染色が実際の診断・治療に直結するものとして実感しました。そして、3年生の終わりにある基礎医学実習では、行く研究室を自分で選択できます。4週間、基礎医学の教室で研究を行うもので、この授業を通して、医学研究が対象とするもの、その手法などを知り、研究に興味が出ました。このときも、病理診断学教室で実習をさせてもらい、免疫染色のやり方や評価方法を勉強しました。しかし、4週間ではやりきれなかったこともたくさんあり、MD-PhDコースに入って研究を続けていくことに決めました。

研修医と大学院の両立:
 研修医として様々な診療科を回りましたが、研究と臨床がすごく近い距離にある病理という学問の魅力は大きく、病理医を選びました。実際、研修医と大学院生の両立は、とても大変でした。研究者としても半人前、医者としてもスタートライン、できないことしかないと悩んだ時期もありました。しかし、小山先生に指導していただき、学会発表を経験させていただきながら、ここまで頑張ることができました。2つのことを同時に進めるのは大変なことですが、研究も臨床もいろいろなところでつながっていますので、多様な視点を持てるようになり、どちらにもプラスになることが多いかと思います。本格的に診断業務に参加することで、病理を深く勉強することができ、研究にも深みがでてきました。

最後に一言:
研究の大変さよりもおもしろさや驚きを伝えられるように、頑張りたいです。